アメディアフェア

視覚障害関連の支援機器やソフトを販売しているアメディアという会社がある。そこが毎年開いているアメディアフェアの第16回が今日行われたので出かけてみた。
いろいろな企業が製品を展示していた。結構知っているものが多かったのだけど、いくつか取り上げて書いてみたい。
ちなみに抽選があったのだけど、2度引いてせんべいと携帯クリーナー。USBメモリーとかあったらしいけど。

MAGic(エクストラ)

エクストラはスクリーンリーダーJAWSと画面拡大ソフトMAGic(本日発表?)を展示していた。結構質問とか受けていたみたい。
拡大ソフトについては国内ではこれまでZoomTextしかなかったのでこれでやっと選択肢ができることになる。

3次元音響を使ったゲーム

通研電気工業というところが3次元音響を使ったゲームを展示していた。プレステみたいなコントローラーを手に持ち、サラウンドヘッドフォンをかけて行うゲーム。周りからぶーんと蜂が飛んでくるのでそっちに体を回転させ、中央にきたところでボタンを押すという簡単なもの。
内容より、サラウンド音響が結構リアルに回るのに感心した。ゲームは、ずっと熱中するようなものではないからどうなのかなあ。うまくいくといいけど。
周りからプレーヤーを見たら情けないんだろうな。(^_^)

点字プリンタタイガー(KGS)

ViwPlusというアメリカの会社が出している点図も打てる点字プリンタのTigerが展示されていた。試しに図の入ったデモ用文書っぽいものを印字してもらったが、思いの外静かなのに驚いた。Tigerの図はずっと前に見たことがあったのだけど、やはり点が細かくて高さも少しずつ変えられて、国内のプリンタの点図に比べると詳細がわかりそう。打ち出す元の現行は色をある程度少なく作った画像データとかワードの文書が使えるよう。実はインクジェットユニットをつけると普通の文字も印刷できるらしい。200万とかだけど、盲学校とか使ってくれないかな。
プリンタの形がいわゆる点字プリンタっぽく四角い箱じゃないので聞いてみたら、なんと普通の大型のドットインパクトプリンタをViewPlusが改造したものらしい。不思議。
残念ながら今はまだ日本語は変換できないみたい。

カラートーク(大活字)

大活字はいろんな弱視者用グッズを展示していたが、今回初めて見たのはカラートーク(あてたものの色をしゃべる装置)の新製品。ボタンを押すと色をしゃべるのだけど、続いて楽器の音が繰り返しなり始める。そのままものにあてた状態でスライドさせていくと、色が変わったところで楽器も変わる。こうしてもののおおよその色構成を把握することができるという工夫。価格が12万とちょっと高いけど、一人暮らしの視覚障害者にはとってもうれしそう。

テルミー(日本福祉サービス)

日本福祉サービスはテルミーという、「活字文書読み上げ装置」を出展していた。いわゆるスピーチオのバージョンアップみたいなものだけど、全く別の製品として別のところから販売するらしい。SPコードを読み上げるという仕組みは共通。SPコード読み上げ機が一社独占でないということを強調していた。
スピーチオでも思うのだけど、「活字文書読み上げ装置」という名前は機能を表していない。文字が記録されたコードを読み取る装置なので、なんと呼ぶのがいいだろう?
SPコードが入った名刺をいただいた。みんな名刺にSPコード入れてくれたら、名刺ファイリングソフトも助かるし、そういうところに技術をライセンスして行くと市場が広がる、とかないのかな。