ファンレスPCのHDD熱対策

先日購入した完全ファンレスのPC「HM-CL100HDD」(先日の記事)だが、CPUの冷却はヒートパイプによっておそらく十分に行われている。両端の発熱体はいつもかなり暖かい。
問題はHDDの発熱である。Debianを入れて運用を始めた直後から、hddtempで54度とかを常に維持していた。Mewからnamazuのインデックスを作らせようものなら、すぐに動作保証温度の60度を超えてしまう。
上蓋を外した状態では通常温度が46度程度に下がるので、せめてそのくらいにはしたい、と思い、先週末に対策を施してみた。
利用したのは、あらかじめ購入してあった熱伝導ゲルシートのCOH-4000と、東急ハンズで見つけたアルミの棒材(3x30x300mm)。アルミの棒は東急ハンズでまっぷたつの15cmずつに切ってもらった。
まず熱伝導ゲルシートでHDDの軸部分やチップとHDD用ブラケットが密着するように挟み込んだ。そして、ケースに取り付けたブラケットの上に熱伝導シートを置き、そこにアルミ材を2枚重ねておいた。さらにその上に熱伝導シートを重ね、ケースのふたを閉めるとちょうどふたとゲルシートが密着した。
HDDブラケットとケースふたの間に8mmの隙間があったことになる。本当は1枚で6mmのアルミ板があればよかったのだけど、あいにく5mmまでしか見つけられなかった。
さて、結果は、一応成功したようである。hddtempの値は、通常時で48度、namazuでインデックスを作らせた場合は55度付近で安定した。これでも十分熱いことに変わりないがきっと寿命が少しは延びたに違いない。