はてなとかWikipediaをよく見る人のためのJAWS設定

JAWSでウェブページを閲覧する場合、仮想バッファと呼ばれる見えない場所に閲覧用の文書が準備されて、それを矢印キーで読んでいくことになります。
閲覧用の文書はブロック要素やある程度の長さ単位、それにリンクなど操作対象単位で改行されます。なので、1単位があまり短いと、下矢印キーをたくさん押すことになります。もちろんINSERTキー+下矢印で全文まとめて読ませることもできますが、閲覧のコントロールを失った気がして私はあまり使いません。
たとえばこんな感じに見えます。

新年早々失礼します。

リンク Linux
を端末で操作している時、失敗したことにすぐに気づかないことがあります。私の場合、結果を
リンク 点字
ディスプレイなどで確認するのですが、絶対成功する.....(以下略)

読むのがめんどくさいなと感じるページにはてなダイアリーWikipedia(というか一般にWiki)があります。これらでは、文中のキーワードがリンクになっています。そのため、上のように細切れになり、とても面倒に感じるわけです。
JAWSには表示モードとして、リンクごとに改行せず、もっと1行を長く表示するモードがあります。INSERT+Vを押し、「D 文書表示モード」を「簡易レイアウト」から「画面レイアウト」にすることで、リンクいっぱいの文書もざっくり読みやすくなります。リンクの部分は「リンク」という言葉を前置きして読み上げられるので、ほんとにリンク先を見たいならTabキーでそのリンク部分に移動してEnterキーを押せばいいわけです。
ところがこの設定はブラウザを閉じたりタスクを切り替えると元に戻ってしまいます。また、切り替えた後はすべてのサイトで画面レイアウトになってしまうため、それはそれで困ることもあります。
そこで、INSERT+Shift+V(個別設定)を利用します。特別扱いしたいサイトで個別設定を開き、同じように画面レイアウトに設定すると、以後そのサイト(d.hatena.ne.jpなどFQDN単位)でその設定が有効になります。その他のサイトでは依然として簡易レイアウトのままです。
という使い方、知っていたのですがふと思い出したので先ほど設定してみました。幸せになれるでしょうか。