あちら側の支援技術

tsumo-log (ツモログ):【メモ】 Googleの「Writely」買収とか、webのプラットフォーム化とか。に関連して。(トラックバック失敗。)
現状では、Webのアクセシビリティを確保するために、Webサイト側での構造化といった配慮と、ユーザとネットをつなぐ距離にある支援技術の共同作業が必要になっている。つまり、ネットのあちら側につながるために、こちら側の一番ユーザに近いところで障害によって異なる個別の装置やソフトウェアが必要なのである。そして、Webサイトもこちら側の支援技術も、さらには間をつなぐことが期待されるルールも、それぞれに貧弱で、それぞれに刻々と変わってお互いのしっぽを捕まえられずにいる。
ここしばらく、ネットのこちら側に支援技術が残される状況は変わらない気がする。ネットのこちら側にPCやキーボードやマウスやディスプレイがあるように。ただ、ブラウザはPCのほかの部分やスクリーンリーダーとかをそぎ落とされた単体として存在するようになるのかもしれない。PCとWindowsJAWSを買うのではなくてそれぞれが自分用のブラウザを買うということ。でもそうなる前に、ネットはもっと構造化されて、それぞれのブラウザがそれぞれに合った提示方法に変換できるようになっていなければならないと思う。