SeagateのHDD保証

今朝、SeagateからHDDが送られてきた。メーカー保証で交換してもらったものだ。
せっかくなので、この成り行きについて書いてみたい。

思い立ち

こちらにもあるように、Seagateの内蔵HDDは保証期間が5年となっている。常識的にはものの保証期間は1年が相場だから、相当な自信ということだ。
でも、この保証期間をどうやって使うのか、よく調べないとわからない。うちには2004年末に購入したBarracuda(ST3120026A)があり、先日故障した。(というか初期不良に気づいた。)。これをほとんど無償で交換してもらうことができるのか、と思ってトライしてみた。
まず、購入したビックパソコン館に問い合わせてみた。すると、HDD保証は代理店保証になるので、代理店の保証書が必要とのこと。首をかしげつつHDDが入ってきた静電シールド袋を友人にみてもらうと一応保証書らしきものが張られていた。しかし、そこにある保証期間はやはり購入後1年で、Seagateの5年とは話が違う。このHDDはすでに1年4ヶ月近く経過しているのだ。
さて、ここでようやくあれこれググってみた。やはりこっちの方が信頼できるらしい。

うん。やはりできるのだ。ということでトライ。

RMA要求

まずhttps://my.seagate.comにアクセスして、アカウントを作成する必要がある。2度は使わないと思うのだけど、仕方がない。
保証期間の確認をすると、やはり保証期間内(IN WARRANTEE)と出る。
次にReturn Material Authorizationを要求する。HDDのモデルやシリアル番号を入力。入力の課程で返却するHDDの送り先を選べるところがある。シンガポールと千葉県成田市があるので、すかさず成田市を選択。すると、メールでRMA番号や送り方の説明が送られてきた。(2006/4/15)
返却されるHDDは修理品であること、元のHDDは返されないことなどが但し書きとして書かれている。

返却HDDの発送

そこで早速梱包して送ってみた。メーカーが要求する梱包方法は上記に引用したページにも書かれている通りだが、HDDがきちんとはいるゴムの入れ物とか大変そう。ということで、

  • HDDを購入時に入ってきた袋(Shellとかいうらしい)に入れる。
  • ちょっと小さいのだけどAtokを購入したときに入ってきた箱に入れ、周りを100円ショップで購入した台所用スポンジ(合計9個)で厳重に保護。(?)

梱包費用は300円。梱包をあけたときに大量のスポンジをみて驚くシンガポールの担当者のことを考えると忍びないし、梱包不良で拒否されても仕方ないかとは思いつつ、郵便で千葉県成田市へ。担当者名がローマ字でしか書かれていないからそのままローマ字で。
それから十日後、4/26に「Receipt Acknowledgement」というメールがやってきた。ちゃんとシンガポールまで送られたのだ。すごい。

無事交換完了

そして今朝、交換のHDDが送られてきた。段ボールに入り、上下を波打ったスポンジで保護され、HDD周囲はHDDがちょうどはいるようにくりぬかれたスポンジで囲まれている。これがメールで要求されていた梱包方法なのだ。この箱は大切にとっておこう。送るときに緩衝材にしたスポンジは帰ってきたら使ってあげようと思っていたのだけど、どこかの町でゴミとして一生を終えることになるのだろうか。

感想

さて、これでSeagateの5年保証は個人でもちゃんと交換してもらえることがわかった。梱包と発送の費用が1500円くらいかかるが、時間があればやってみていいかもしれない。
しかし、

  • やりとりがすべて英語である。
  • RMAってなに?と思っている一般の人にとっては理解するのに若干手間がかかる。

ということで、少し敷居が高いとはいえるだろう。また、HDDは壊さずに返さないといけないわけで、私のように内容が微妙に読めるけどフォーマット不能なものは亜あまり気持ちがよいとはいえないのは事実である。企業ならまずアウトだろう。
ともかく交換完了。さて、何に使おうか。