Shift+CTRLでIME切り替えをさせなくする方法

キーボードでいろんなものを操作していると、Shift, CTRL, ALTの多様な組み合わせを使うことになります。しかし、Windowsのバージョンにもよりますが、Shift+ALT, Shift+CTRLを押した時に入力言語の切り替え(要するにIMEか英語レイアウトか、ほかのIMEかなど)が動作するのがデフォルトになっています。MS-IMEとOffice IME 2007, ATOKなどを入れていると、これがとてもうざったく感じます。特にShift+CTRLはIE7でタブを逆順に切り替えるのに使っていて、とても煩わしいです。
そこで、これをやめてもらう方法です。なお、以下はWindows XPの操作です。Vistaについては後で補足します。

続きを読む

aiBrowser

先日、IBM AlphaWorksから、aiBrowserという音声ブラウザがリリースされました。ホームページリーダーなどと同じ音声ブラウザですが、特にFlashやDHTMLへの対応に主眼が置かれています。MeadowのHimiさんが開発にかかわっていることで興味を持ちました。(ブログ記事)ダウンロードして少し利用してみました。

続きを読む

おすすめICレコーダー

旅行に行くので、やはり視覚障害者としては音も残したい、ということで、衝動的にICレコーダーを買いに行きました。
最初、従来からあるタイプのSANYO ICR-S340RMにしようかと思ったのですが、さらによさそうなのを見つけたのでそちらにしてしまいました。
ICR-S280RMです。
SANYOのICレコーダーは何年か前から操作を音声でガイドしてくれる機能がついています。メニューキーを長押しすると、メニュー選択を音声で案内するモードに入るので、視覚障害者でも自力で録音モード設定などが行えます。
ICR-S340RMは従来そのシリーズのフラッグシップで、Mini SDカードが使えたり、ステレオマイクを内蔵しているなどの特徴がありました。ただ、2xxシリーズに比べて電池2本になり、本体も少し大きいのが難点でした。また、他のメーカーと比較すると、充電池を内蔵していないことで見劣りしていました。
ICR-S280RMは電池1本で動作する一つ下のシリーズの後継のようなのですが、世代交代といった感じで、以下の点でS340RMより「買い」でした。

  • エネループ付属、充電機能内蔵。ようやくUSBで充電できる充電池内蔵になりました。
  • リニアPCM録音ができる。1GBなので1.5時間ですが。
  • 2xx系なので小さくて軽い。
  • ビックの売価で5000円近く安い。

また、ICR-S340RMの持つ外せないポイントも押さえていました。

  • 音声ガイド機能
  • ステレオマイク内蔵

Mini SDカードは使えませんが、どうせすぐにPCに転送するので問題ありません。
実はこの上にICR-PS285RMというのがあり、こちらはさらに

  • 録音レベルマニュアル調整機能(レベルメーターつき、自動調整も可)
  • 内蔵メモリ2GB
  • セキュリティ機能(暗唱番号がないと読み出せない領域)

があり、これもS340より安かったのでこちらがよかったのですが、今日はビックに在庫がありませんでした。残念。
さて、行ってきます。

パーキンスブレーラー

とある用事で急にパーキンスブレーラーが使いたくなりました。一応書いておくと、世界的にもっともよく使われていると言われる点字タイプライターです。
私も17年前、ちょうど浪人していたときに購入したのですが、最近は点字を書く機会が減ってめっきり使わなくなっていました。そして、内部にほこりが入ったりして、まともに使えなくなっていました。
今日、日本での販売元の日本点字図書館に持ち込んで、修理を依頼し、4週間ほどかかると言われたので代わりに代替機を貸してもらいました。(実はこれが目的だったりして。)
実は、私が購入するちょっと前にパーキンスブレーラーはモデルチェンジしています。それまでは紙を巻き取るつまみの部分が小さく力が必要でしたが、機器表面はなめらかでいい手触りでした。ところが、私が持っているのはつまみ部分が大きくなり、何となく不格好になっています。また、表面は塗装を腐食に強くするというような理由でなんだかごつごつした凹凸があります。
さて、今日借りてきたものは、旧モデルのスタイルをしています。そして、塗装も稼働部品の表面もきれいで、動きもなめらかです。古いものだけどメンテナンスされているからきれいなのか、それとも私が購入した後に昔のスタイルが復活したのか。どうなんでしょう。ちょっと気になりました。
これがほしかったなあ。

Bloggerにトライ

ブログサービスのBloggerにふと興味がわいて、少し利用してみました。理由は、キーワードリンクの関係でやはりはてなダイアリーが音声で読みにくいと感じるから。自分が読みにくいものはあまり自信をもって公開できないので。(そんなに書いてないですが。)
ポイントは

  • 投稿のしやすさ
  • 読みやすさ

ブログ作成そのものはGoogleアカウントがあったので一瞬でOKでした。「設定」ページからブログそのものを削除もできるので何となく気が楽です。

閲覧

Blogger利用の他のブログはMovableTypeで作ったものとかと同様に普通に読みやすいと感じました。これならいいなあ。

投稿

ウェブでの投稿はWYSiWYGエディタかHTML直接編集のようでした。HTML直接編集になるわけですが、はてな記法に慣れているとちょっとめんどうかな、と感じます。これだともっと書かなくなるかもしれない。
別の手段としてメールでの投稿やAPIを使った投稿があります。EmacspeakのT. V. Ramanが作ったG-clientパッケージを試してみましたが、うまくポストできませんでした。
ポストするとサーバーサイドで「entryタグは/entryとついにならないとだめですよ」というExceptionが表示されます。もちろんタグはちゃんと閉じておいたのですが。書いていた内容がバッファに残っていないのでちょっとショックでした。投稿のためのUIもすごくて、M-x gblogger-new-entryするとAtom PPのpost URLとアカウント情報、タイトルを尋ねてきます。入力するとAtom PPでPOSTするentry要素以下がそのまま表示され、それを編集してC-c C-cするというものです。
G-clientはどちらかというとRamanの作業用ツール集なのかな。G-clientにはGoogle Calendarなどのクライアントも含まれているのでおもしろそうではあります。
G-clientのできばえはともかく、Google提供のAPIを使って自分が愛するEmacspeakからすべてできてしまうツール群を作ってしまうところが、さすがRamanです。APIを介してユーザが使いやすいツールで情報をやりとりするというのはアクセシビリティにおける権限分離の一つの姿だとも言えるので、注目しておきたいと思います。

テンキー操作でのPASMOチャージはまだ?

どうやら、少なくとも東京メトロ券売機ではまだテンキー操作による音声確認つきでのPASMOチャージはできないようです。
今日から、PASMOが始まりました。私も大半の人と同じくSuicaを持っているので、早速近所の駅から池袋までの往復で使ってみました。地下鉄の駅で「ピピ」で通れるのはやはり楽でいいです。
さて、私は最寄り駅が東京メトロなので、

という条件判定を考えていました。しかし、Suica VS. PASMO-ライフスタイル別IC乗車券徹底ガイドSuicaPASMOは相互に券売機でのチャージができることがわかったので、何も心配することはないように見えました。
駅で試しにICカード対応券売機の一つに対して、テンキーから「*」を入力しました。どうも反応がありません。また、別のタイプの券売機では、「*」の入力に対して、「数字を入力してください」のような、切符購入専用の問い合わせ音声がありました。JRのSuicaチャージの場合、「乗車券購入は1、Suicaチャージは2・・・」のようにまず操作の選択があるのですが、まだそうはなっていないようでした。
連れの話では、前者の券売機はICカード対応のために新しく設置されたもの、後者はICカードパスネットに対応した従来型バージョンアップみたいな感じのものだったようです。駅の方に事情をお伝えすると、「今日から始まったばかりで」と少しとまどい気味でした。
新タイプの券売機にもテンキーが備わっているので、テンキー操作用のソフトウェアがまだできてないということだと思います。また、東京メトロだけの話で、他の私鉄ではもうできているのかもしれません。早めに近所でもチャージできるようになることを期待しています。

フレッシュリーダー再会

ちなみにタイトルはtypoではありません。
非常に久しぶりの投稿になります。きっと誰もみてくれていないのではと思いつつ。
フレッシュリーダー、ちょっとした工夫でスクリーンリーダーによる使い勝手が向上したよ、という話です。
昨年発表されたサーバインストール型RSSリーダーフレッシュリーダーですが、スクリーンリーダーユーザとしては、記事ごとのナビゲーションが楽でないので徐々に使わなくなり、最近ははてなRSSを試したりしていました。はてなRSSでもBloglinesでもそうなのですが、各記事のタイトルにhNの見出しマークアップがされています。こうなっていると、スクリーンリーダーの見出しジャンプ機能でタイトルだけ追っていくことが簡単になります。1日に多数の記事をチェックすることが目的になるRSSリーダーでは、ここの操作性で閲覧にかかる時間が数倍変わってくると言っても過言ではありません。
ほとんどすべてのウェブ型RSSリーダーにはj,kによる記事ごとジャンプ機能がありますが、それと同じような理由です。j,kは画面に見える位置を変更してくれますが、スクリーンリーダーが勝手にレンダリングしている仮想バッファに影響はしてくれません。
さて、先日フレッシュリーダーの2.0が発表されました。もしかして変わってないかなと期待してインストールしてみたのですが、やはりそこは変わっていませんでした。よい機会かと思ったので、とりあえずサイドフィードの問い合わせフォームから上に書いたようなことを要望してみました。
すると、数時間後に赤松さんから返答があり、すぐには対応できないけど裏技が、ということでプラグイン機能を教えてくださいました。改めてググってみると、管理人さんのブログでずっと前に公開されていました。また、それを使ってはてぶ登録ボタンをつけている人もいました。
問題はすでにあるタイトルを取り除けるわけではないということ、スタイルでdisplay:noneにしてしまうとスクリーンリーダーからも見えなくなるということ、でした。
妥協策として、私はこんな風にしてみました。

<h3 style="font-size:5%;"><a href="${url_html}" target="_blank">${title_html}</a></h3>
<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/${url_html}" target="_blank">縺ッ縺ヲ縺ェ
</a>

これで、たぶん結構小さいタイトルとはてぶへの追加リンクがタイトルの横についた、んだと思います。あまり見た目はよくないけど、どうせ自分しか使わないのでいいことにしました。
ということで、フレッシュリーダーに戻ってみようと思います。

(追記)

やっぱり見た目も重要かなあ、ということで以下のように指定することにしました。

<h3 style="position:absolute;left:-999px;width:999px;"><a href="${url_html}" target="_blank">${title_html}</a></h3>

これで結構完璧です。